鹿児島の星空3

                  天体写真の記録用ブログ

Newアイピース(賞月観星 XWA 13mm、7mm)

譲っていただいた共同観測所の防湿庫には、アイピースが20本ほどありましたが、ビクセンのLVなど古いものだったので、これを地道に売り払い、これを原資に新しいアイピースを2本購入しました。

 

相方と相談した結果、手堅いものより尖ったものがいいだろうということで、賞月観星 の100度アイピースにしました。

XWA 13mm、7mm

昨日は、土曜日としては半年ぶりに晴れましたので、早く出かけて、撮影前に15.5cm屈折で薄明終了前から月と木星を眺めてみました。

 

結論から言うと、見かけ視野100度は広すぎる感じでした。正直に言うと、視野の端の方は覗き込まないと見えませんので、75度くらいあれば十分かなと思いました。

 

が、一方で、ラフに合わせても軽く視野に入ってくるので、特に自動導入ではない場合や長焦点望遠鏡の場合は、これはこれで便利だと思いました。

 

比較する手持ちアイピースがあまりないのですが、肝心の見え味は古いペンタのXL(7mm、14mm)とほぼ同等で、TVの古いPL(8mm、15mm)よりはカリカリ具合がないかなあと言う感じでした。

何べんもとっかえひっかえして眺めましたが、見る目がないのか、あまり有意な差はないような気がしました。月の海のしわの見え味も同等でした。これで100度、この価格ならOKです。

意地悪く言うと、月を見ると視野の端では紫の収差が見えます。でもそんなところは見ないでしょう。

あと、月も木星もまぶしいので、迷光処理というかフレアーの出具合がXLやPLに劣るかなと感じました。

 

大きな赤道儀ならあまり気にならないでしょうが、やはり巨大で重いので鏡筒バランスは崩れます。

大きさ比較

これを比較しても仕方がないのですが、こんな感じです。

 

性能に満足したので、共同観測所に常備して使う事にしました。