メシエハーフマラソンの思い出
・このブログは、天体写真の記録用なんですが、実は星雲星団の観望も細々やっています。
・きっかけは、7年前の3月のこと。この日は勢い込んで撮影に出かけたものの、黄砂の影響で透明度が今一つ。
・すっかりやる気をなくして、一緒に出かけた友人とぼんやり夜空を眺めていたが、たまには眼視をしてみようということになった。
・写真ばかり撮って、M天体すら全部見てないねという話になり、手当たり次第に見てみようということで、25センチ反射と15.5センチ屈折の2台体制でスタートした。
・もう夜半を少し過ぎてオリオンも沈んでいたので、うみへび座のM48を皮切りに、西側の星座から順に見ていくことに。
・最近あまり聞かなくなったが、いわゆるメシエマラソンの後半だけやる感じ。
・とにかく数をこなすことを第一に、確認したらすぐ次に行くことを申し合わせたが、ついアイピースを次々変えて見入ってしまい、友人から時間がないですよと声をかけられてハッとすることがしばしば。
・傍らに寝ている愛犬を踏みそうになりながら、5時過ぎまで5時間ほどで66天体を見た。
・経路(順番)は、以下の通り。
M48→M44→M67→M81/82→M40→M108→M97→M109→M106→M94→M64→M86/84→(休憩)→M87→M90→M95→M96→M105(3384)→M65/66/3628→M49→M61→M104→M68→M83→M63→M51→M101→M53→(休憩)→M3→M13→M92→M5→M107→M12→M10→M9→M14→M80→M4→M19→M62→M6→M7→M8→M20→M21→(休憩)→M23→M24→M25→M16→M17→M18→M26→M11→M71→M27→M57→M56→M29→M39→M69→M70→M55→M75
・この時わかったことは、
1.やっぱり1天体10分程度はかけてアイピースを変えながらじっくり見たい。
2.友人と見え方を話しながら見るとさらに楽しい。
3.一人で見るなら、感想をメモ1行でいいので残しておきたい。
4.万能と思っていた15.5センチ屈折も系外銀河には全く無力。
黄砂の影響もあるかもしれないが、25センチ反射でも最低限の口径と感じた。
5.撮影の場合は、露出開始した後はゆっくりできるが、観望は忙しい。
体力が必要。結構疲れた。
・これですっかりその気になって、その後すぐガイドブックを買った。
・右のガイドブックは、星雲星団を☆1つから5つまで評価してあるので、これの星3つ以上を見ることにした。
・この本は、各天体についての記述は多いが、インプレッションは1,2行と少なく、大部分は、「何十個の星があって、中に○等星がいくつ、南南西に○○座○番星がある」というような説明的な文章が続く。むしろ本文より、スケッチがすごい数載っていて、参考になる。それにしても大口径、高倍率で見ていることに驚く。
・左は以前から持っているものだが、気のきいた1行コメントがあるのに気がついて重宝している。このほかに、「フィールド版スカイアトラス」というドイツの本を翻訳した大昔の小さな本も持っているが、これは収録天体は少ないものの1,2行の気の利いたコメントが載っている。
・と、ずいぶんな意気込みでスタートしたが、あれから7年で星雲星団観望をしたのは、たった18夜。それなりに忙しかったんだ。気長にやろう。
・自分の1行メモもどこかに整理しないといけないので、今後は、とりあえずこのブログに書いておくことにした。(どこかでまとめないといけないが現状、時間がない。)
・で、この8月に19夜目として、
夏から秋の星雲星団巡り(平成29年8月18/19日 霧島市)
を行った。この夜の一行メモを自分用に列記しておこう。
が、長くなったので、記事を分けよう。