鹿児島の星空3

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新兵器(SW QUATTRO 150P)

ささやかな新兵器を手に入れました。

スカイウォッチャーのQUATTRO 150Pです。

500mmくらいの焦点距離の機材を持っていなかったので、買ってみました。

大きなメジャー天体と淡い赤い星雲用です。

 

少しだけ手を入れました。

1 鏡筒は鉄板?でよく冷えそうなのでサバイバルシートを巻きました。

2 あと、鏡筒バンドにブリッジプレート代わりにアリ型を付けました。

  実際は、追加したアリ型の方が長いのでこちらがアリミゾ側になります。

QUATTRO 150P

 

3 主鏡の脱落防止の金具がはみ出ていたので、隠すためのマスクを付けました。

  口径を8mm損しますが、どうせ周辺はダレているとの噂もあるので気にしないことにします。

主鏡マスク

4 主鏡セルはシースルーのため主鏡がむき出しで、PCや赤色ライトでかぶりそうなので、厚紙のカバーを付けました。

 写真を撮り忘れましたが、実際はフード作成の余りのアルミレジャーシートで作ったカバーをこの上に更に付けます。

厚紙カバー

5 あまりにも粗末なので写真は出しませんが、3㎝ファインダーレンズで作ったガイド鏡をブリッジプレート側に取り付けました。素直に、はやりの赤くて安いガイド鏡を買えばいいのですが、こういうところで貧乏性が出ます。

 

手を加えた後、オートコリーメーターとチェシャアイピースで光軸を合わせました。鏡筒が短いので、覗きながら調整ネジに手が届くため合わせやすいですね。25cmに比べると格段に楽です。

主鏡の調整ネジはよくできていると思いますが、斜鏡の調整ネジは均一に回らず肝心なところでピュッと行き過ぎるなどクセがあります。それでもすぐ合いました。

 

梅雨に入っているので、本当に晴れませんが、雲が流れる中、無理やり試写しました。しかし、主鏡の脱落防止ネジの締め過ぎで星が三角に写ったので、また分解してネジを緩め光軸修正をやり直しました。予想以上に緩く締めないといけないんですね。

 

その後、晴れ間が来ないので、晴れ待ちです。

レデューサーの性能がどんなものか、楽しみです。

私は、基本的に焦点距離が長い方へ興味があるのですが、この夏は晴れればこの機材で色々やってみたいと思います。