連休中は月が大きいのですが、1日の夜、月没後のわずかな時間を狙って出かけました。
4月にL-Ultimateフィルターを手に入れたので、試写しました。
まだ月が西の空に残っている時間帯に、低空でどうなるかも試したかったので、さそり座のIC4628を撮ってみました。
低空で星像が膨らんでいますが、個人的な感想としては、これは使えると思いました。
低空の空の状況は、可もなく不可もなしという感じでしたが、予想以上にしっかり写り、テンションが上がりました。
しかし、10度を切る気温は予想以上に寒く感じて、1枚残しておいた防寒具を着てしのぎました。それでも、上着しかなかったので足が寒くて、休憩室にいる時間も長くなりました。
<データ>
2023.05.02 1時47分~
ZWO ASI294MC Pro(L-Ultimateフィルター)
Gain=390
Exposure=5分×12枚(60分)
Temperature=-10.0度
Darkあり
15.5cmF7屈折 直焦(レデューサー F5.2)
NJP赤道儀(EZEUS2)
6㎝ガイド鏡(レデューサー fl:240mm)
牧園共同観測所(霧島市)
<メモ>
・294MCはフォーサーズなので、800mmでも大きく写り、結構ギリギリのサイズでした。
・狭いバンドパスフィルターなので、1枚の露出時間をもっと伸ばさないといけないかと思っていましたが、明るい対象ならそうでもなさそうです。
・それより総露出時間を延ばすことが必要です。今回は試写であれこれ撮ったので1時間になりました。(バックが汚くなっています。)
・赤い星雲の明るいところがべたっとなるのが嫌でいろいろいじってみましたが、これはこれでやり過ぎかなあ。
・昨年、改造デジカメ、光害カットフィルターで撮った時より処理はしやすかった感じです。