鹿児島の星空3

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Abell7(うさぎ座)

珍しく土曜日の夜に晴れのタイミングが当たり、喜び勇んで出かけました。

私も早く共同観測所に行ったんですが、相方はすでに試写中でした。

 

Abell7は、うさぎ座Rの近くにある惑星状星雲で2時間露出すれば写ると思っていましたが、想像以上に淡くてクッキリ出ませんでした。

試写の段階で淡いのはわかりました。亡霊のような写りで、近くの銀河などを頼りに星列をたどって慎重に構図を確認しました。(結果的には自動導入で真ん中に入っていました。)

来シーズン、もっと露出を掛けてみたいと思います。

Abell7=PK215-30.1

<データ>

2023.01.21 21時27分~
ZWO ASI294MC Pro(NB-1フィルター
Gain=390
Exposure=4分×30枚(120分)
Temperature=-10.0度
ダークあり

15.5cmF7屈折 直焦(レデューサー F5.2)
NJP赤道儀(EZEUS2)
6㎝ガイド鏡(レデューサー fl:240mm)

牧園共同観測所(霧島市


<メモ>

・画像処理が下手だと、こういう時に困ります。露出時間を増やすしかありません。もしくはもっと半値幅の狭いフィルターにするかなあ。

・今更ですが、PHD2のマルチスターガイドを試してみたら、ガイド精度が明らかに上がりました。現状(1スター)でも特に困っていないのですが、今まで見たことのない精度でした。まあ、風がほとんどなかったこともあるでしょうが、グラフのデコボコが小さいのは気分のいいものです。

・この夜は2時間、3時間という露出でしたので、することがなくお茶を飲みながらZTF彗星を眺めたり、相方と雑談したり、カップそばを食べたり、こたつで暖まり転寝をしたりで、疲れも少ないといいことずくめでした。もっと露出時間を延ばそうかと思うほどでした。(本末転倒ですが)

・もう少し暖かくなると腰を据えて観望なんですが、さすがにまだ少し寒いですね。