鹿児島の星空3

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新兵器(30cmSCT)

将来的には大口径SCT(30cm以上)が欲しいと思っていました。もちろん中古狙いです。使用目的は、惑星写真や銀河の観望用です。

 中古相場がどれくらいなのか知りたいと思い、5月の連休頃からいろいろ調べ始めていましたが、ひょんなことから出物が見つかり買ってしまいました。

30cmSCT

 

 Meadeの30cmF10のSCTです。OH済み,光軸調整済みということで大変気に入りました。

 早速、SCTを抱えて体重計に乗り重さを量ってみました。アリガタ、ファインダー、2インチ天頂ミラー、2インチ→31.7AD、アイピースまでつけて19.9Kgでした。

アリガタ含みの本体だけだと19Kg弱でしょうか。

 余談ですが、体重計の測定範囲が99.9kgまでなので、ダイエット前だと結構ギリギリでした。痩せてよかった。25cm反射の時は分解して何回も体重計に乗ったのを思い出しました。

 MeadeのSCTは重いと聞いていましたが、これまでの25cm反射は25kgでしたので、これなら持ち運びもできそうだと感じました。

 本当は35cmが欲しかったのですが、私の赤道儀(NJPとJP)だと安定しないかもと言われたのと、価格差が思ったよりかなり大きかったので30cmにしました。

 早速、赤道儀に載せてみました。独自規格のアリガタ・アリ溝で、私が標準としているLosmandy規格でないのが残念ですが、20kgで鏡筒も短いのでストレスなく簡単に載せられました。

30cmSCT on JP

 BWは6.5kg×4個必要で、モーメントの問題もありますが確かに重いですね。薄雲の中、いくつか自動導入してみましたが、導入スピードを控えめにしていることもあり安定していました。

 肝心の見え味ですが、まだ梅雨入り前とはいえ,スカッと晴れた夜がないのでよく見ていません。薄雲越しの月と1等星しか見ていませんが、少なくとも漠然と持っているSCTのイメージとは全く違っていて期待大です。そもそも光学系の善し悪しを判断する目を持っていないのですが、今後、手持ちの他の望遠鏡と比べてみたいと思います。

 あと、ミラーシフトはあります。ひどいとは思いませんでしたが、ピントノブの回転も不均一なところがあり、特に惑星撮影では後付けの接眼部は必須だと感じました。筒内気流対策とともに考えてみたいと思います。

 梅雨の間にいろいろ手を入れて、梅雨明けには暗い空のもとで使ってみたいと考えています。

 それにしても、まだ梅雨入り前なのにポチしてしまいました。もう何も買いません。