鹿児島の星空3

                  天体写真の記録用ブログ

共同観測所始動

天気が悪く一向にスタートできなかった共同観測所の運用ですが、8月末になってやっと週末の晴れが来ました。

先週の金曜の夜、土曜の夜と2日連続でセッティング等をしました。月が大きいので、絶好の調整日和です。

まず、金曜の夜は、相方と二人で、譲っていただいたケンコーのEQ6Pro赤道儀をセッティング、試運転しました。

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EQ6Pro+13cm屈折

ハンドコントローラが使いにくかったので外して、カールコードの先に(写真には写っていませんが)SynScan Wifiアダプターを取り付けました。アイフォンでもアンドロイドでも簡単につながりました。アライメントもワンスターで十分な感じでした。これで観望は本当に手軽にできそうです。(AZGTiと同じくらい手軽です。同じなら断然こっちを使いますよね。)

写真となると、ガイドしないといけないので、PCにもWifiでつなぎ、Win版SynScanアプリを試しましたが、簡単につながりました。ただ、アライメント調整はスマホのほうがやりやすいかもしれません。

PHD2は、マウント:SynScan用ASCOMDriverの設定ですぐつながりました。ガイドカメラはQHYで、実際にガイドもしてみました。ガイド鏡が短焦点アクロで星像が締まりがない感じで心配しましたが、RMSエラーが1秒を切ろうかというくらいで、前オーナーの赤道儀の調整が素晴らしいと思いました。

星図ソフトは、ステラナビゲーターをSynScan用のASCOMDriverでつなぎ、同期を取ると順調に使えました。

低空のM42をデジカメで試写してみましたが、月明かりの中、しっかり写っていて、二人でテンションが上がりました。

僕らの世代だと、正直、ケンコーの赤道儀かあ、と思っていましたが、とんでもない間違いでした。外見は相変わらずと思いますが、性能は素晴らしいですね。もちろん、前オーナーの調整あってのこととは思いますが。

これで、撮影の準備もできました。

仮にWifiが安定しない時に備え、有線(Skywatcher EQMOD ASCOM Goto Equatorial PC to Mount Data Cable)も準備していたのですが、Wifiが安定していたので、今回は試しませんでした。

ちなみに、極望はスカイメモ方式でしたが、照明が明るすぎて見にくく、何とか合わせました。前オーナーが光軸調整をしっかりされていたようで、PHD2でポーラ―アライメントをしてみましたが、ほとんどいじる必要がありませんでした。

土曜日は、一人で自分のNJPのセッティングをしました。