鹿児島の星空3

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NJP赤道儀の調整

仕事が忙しくて趣味の世界は遅々として進みません。

NJP赤道儀で先日発生した問題(=高速で回転させるとE-ZEUSⅡのモーター
が脱調することがある)を解決するため、ウォームギアの与圧調整ナットを
緩めてみた。

結構メジャーな問題らしく、E-ZEUSⅡの説明書には、この症状が出た場合の
作業手順の簡単な記述があった。
それに沿ってまずは簡易レンチを作ってみた。

と言っても、3ミリ厚のアルミ板を2枚重ねて、ねじで2箇所とめて
カニ目部分はM4ねじをねじ込んだだけ。
イメージ 1

裏側
イメージ 2

早速、調整だ。

まずモーターをはずした。
イメージ 3

ナットを緩めて、自作レンチでじわりと緩めた。
イメージ 4

簡単に言うと、緩めると回転はスムーズになるが、遊びが大きくなる。
逆に、締めると回転は重くなるが、遊びは少なくなる。
当たり前か。

この赤道儀は、もともと銀塩時代、自動導入なし時代のものなので
高速回転なし前提、バックラッシュ最小が最優先みたいな感じ、
すなわち後者のテイストで調整してあるようだ。

逆に最近の赤道儀はユルユルなのが多い気がする。
なので、バックラッシュが大きくて、ソフトで補正するのかなあ。

で、早速、テスト。
結果から言うと、よくなりました。
調子に乗って速度をどんどん早くしてみたら、さすがに脱調する。
でも実用的なスピードでは快調。解決です。

話は変わるが、ちょっと意外だったのは、音が気になる点。
昼間はまったく気にならないが、深夜はそれなりに気になるので
せいぜい200倍速くらいでじわじわ動かして運用しています。

ところで、自宅外で使っているロスマンディZは、結構回転がスムーズなので、
自動導入に向いているかも、と思った。
暇があれば、モーターを替えて自動導入化を検討してみよう。
さて、時間が取れるかだ。