ニュートン反射の筒内気流対策(工作編) 3日目
今回は、温度計の取り付けだ。
手に入れたのはこれ。これもPC用品のようで、CPUの温度管理用のようだ。
・電池を入れてしばらく室内に放置していたら、2点気がついた。
その1 同じような環境においても、上の表示の方がいつも0.5℃くらい
高く出る気がする。
その2 測定部の近くに手をかざしただけでどんどん温度が上がる。
いわゆるハンドパワー?を感じる。(表現が古いなあ!)
人体などの影響を受けやすい感じだ。気をつけないと。
・それで、まず上下の表示差をチェックしてみた。(上が黒線、下が白線)
反射望遠鏡のふたの裏(金属部分)に貼り付けて、外出中にインターバルタイマーで
1分おきに3時間モニターしてみた。(観測室の机上が乱雑で申し訳ない。)
・デジカメのバッテリーが使いかけだったらしく、180回測定するつもりが、
バッテリー切れで162回で途切れていた。まあいいか。
結果は、やはり常に上の表示(黒いリード線)が高かった。
(最大+1.5℃、最少+0.3℃、162回の平均で+0.65℃)
案外、精度悪いなあ。外気と鏡面の温度差1℃以内の管理が目標なのに。
でも、この値段なので仕方ないか。
・次に外気測定が人体等の影響を受けにくいよう、ケースを作った。
洗面所にあった髪のスプレーの「ふた」を勝手に取ってきて、
台所にあった激落ちスポンジ(メラミンスポンジ)のキューブに切れ込みを入れて
測定部を挟みこんで、ふたに押し込んだ。
上部は、「押し入れの湿気取り」の中にあったプラスチック部品を削って作った。
これでミニ百葉箱の雰囲気を出した。
接眼部の反対側に取り付けた。
・もう一方の測定部(白線)は、鏡面の裏にアルミテープでまず貼り付けた。
さらに、外気などの影響を受けにくいように、「銀シート?」の切れ端で断熱し、
その上をまたアルミテープで止めた。
ファンをネジ止めして出来上がりだ。
あとは、ファンコントローラーを取りつけて配線だ。あと少し。
(続く)