鹿児島の星空3

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ニュートン反射の筒内気流対策(その6)

ニュートン反射の筒内気流対策(工作編) 3日目

今回は、温度計の取り付け

手に入れたのはこれ。これもPC用品のようで、CPUの温度管理用のようだ。
イメージ 1

・電池を入れてしばらく室内に放置していたら、2点気がついた。

 その1 同じような環境においても、上の表示の方がいつも0.5℃くらい
    高く出る気がする。

 その2 測定部の近くに手をかざしただけでどんどん温度が上がる。
    いわゆるハンドパワー?を感じる。(表現が古いなあ!)
    人体などの影響を受けやすい感じだ。気をつけないと。

・それで、まず上下の表示差をチェックしてみた。(上が黒線、下が白線)

 反射望遠鏡のふたの裏(金属部分)に貼り付けて、外出中にインターバルタイマーで
 1分おきに3時間モニターしてみた。(観測室の机上が乱雑で申し訳ない。)
イメージ 2

・デジカメのバッテリーが使いかけだったらしく、180回測定するつもりが、
 バッテリー切れで162回で途切れていた。まあいいか。

 結果は、やはり常に上の表示(黒いリード線)が高かった。
 (最大+1.5℃、最少+0.3℃、162回の平均で+0.65℃

 案外、精度悪いなあ。外気と鏡面の温度差1℃以内の管理が目標なのに。
 でも、この値段なので仕方ないか。

・次に外気測定が人体等の影響を受けにくいよう、ケースを作った。
イメージ 3

 洗面所にあった髪のスプレーの「ふた」を勝手に取ってきて、
台所にあった激落ちスポンジ(メラミンスポンジ)のキューブに切れ込みを入れて
測定部を挟みこんで、ふたに押し込んだ。

 上部は、「押し入れの湿気取り」の中にあったプラスチック部品を削って作った。
これでミニ百葉箱の雰囲気を出した。

 接眼部の反対側に取り付けた。
イメージ 7

・もう一方の測定部(白線)は、鏡面の裏にアルミテープでまず貼り付けた。
イメージ 4

 さらに、外気などの影響を受けにくいように、「銀シート?」の切れ端で断熱し、
その上をまたアルミテープで止めた。
イメージ 5

 ファンをネジ止めして出来上がりだ。
イメージ 6

あとは、ファンコントローラーを取りつけて配線だ。あと少し。

(続く)