引き続き赤緯のウォーム周辺、MDのメンテナンス。
だんだん忙しくなって、やっと作業してもUPする暇がなくなってきて、
今日になった。
1 赤経と同様にウォームギアとホイルをきれいにした後、MD部分を開けた。
RAほど酷くないが、モーターの伝達ギアは相変わらずのドロドロ状態。
2 クリーニング済の状態。この後、グリスアップ。元通りに組み上げる。
赤経のウォームギアは硬めに調整したので、こちらはゆるゆるに押し当ててみた。
3 念のためMDのパネルを開けてみたが、きれいなものだった。
回路は1992年改訂の表示があり、年代物だ。
4 水平微動部分もクリーニング後、シリコンスプレーを軽く吹いておいた。特に問題なし。
5 極望のキャップの内側のフェルトがへたっていたので、あり合わせを適当に貼る。
6 全く関係ない話だが、国際光器の「SUPER NAVIGATOR」が生産中止らしい。
自動導入が標準の時代だから製造中止もやむを得ないでしょう。
NAVIGATORは私も愛用しているが、と言いかけて、よく見ると、
その前の前くらいのモデル 「SKY ARROW」だった。
自分がどれだけ時代に取り残されているのか、よくわかった。四半世紀遅れだ。
7 どうせすぐ汚れるが、軽く全体的にクリーニング。案外きれいになった。
あとは晴れた満月の夜にテストだ。
8 と思っていたが、我慢できずに曇りだったが、わずかに星が見えそうだった
ので、出かけてテストすることにした。
と言っても、明日、日曜は午前中から日程が入っているので、ちょっとだけだ。
下はテスト風景。
9 テスト結果 → ビミョー → RAは再調整が必要
ラッキーなことに予想以上に天気が回復、極軸をざっと合わせた上で、
早速オートガイドしてみた。
・まず一番の問題のピョコタン現象(ガイド星が突然大きくジャンプする現象)は
なくなった。
・ところが、以前よりピリオディクモーションが大きくなった感じで、RAの修正量が
明らかに大きい。
・オートガイドしているのに平均エラーが2秒くらいにしかならない。
(NJPだと平均0.5秒前後、この赤道儀でも以前は1秒、悪くても
1.5秒くらいだった。)
・最大振れ幅は、プラスマイナスとも4秒くらい。がっかりだ。
・ためしに、オートガイドせずPHD2のガイドグラフで追ってみると、
割ときれいなカーブを描くが、ピリオディクモーションはなんと±12秒。
・買った時に測定した時は、±7~8秒だったと記憶しているので、
もともとあまりよくないと思うが、それでも2ケタは酷い。
・一方、DECは完璧。オートガイドさせると、滑らかで、かつ小さい振れ幅。
全く暴れず。
ということで、無理して出かけたが、うまくいかなかった。
が、今日は時間切れ。午前3時で終了。帰ろう。
今度、赤経のウォームギアの押し付け具合をゆるゆるにして、再調整だ。