今週予定されていたイベント(?)が延期となり、半日ほど時間ができたので、
ロスマンディZのメンテの続きをする。
今日は、今回のメンテの最大の目的である赤経MDの「モーターカップリング」の交換。
赤道儀は20年選手だが、この部品は中央の樹脂の色(劣化)以外は全く同じ構造。
古い方をバラすとよく構造が分かる。
なんかアイデア商品みたいな感じ。最初からきっちり同軸になるよう作ればいいのに、
というのは素人の感想。
以下、記録用に作業手順を残す。
1 モーターカバーを外し、順にネジを取っていく。
2 ウォームギア部分
グリスが片方に寄っている。ほとんど一方方向に回っているので当然か。
周りも埃っぽくて、予想以上に痛んでいるなあ。
全体取り外し、庭でパーツクリーナーをぶっかけてきれいにする。
3 ウォームホイル部分。
飴色のグリスを歯ブラシと、クリーナーを染み込ませたウェスできれいにとる。
写真は、昔、ミザールから買った望遠鏡用グリス(モリブデン)を塗っているところ。
4 今度はモーターの伝達ギア部分を開けてみた。
なんということか、グリスが硬化してへばり付いている。
こんなので、よく追尾していたもんだ。開けてよかった。
5 仕方がないので、分解・洗浄
これも庭に持ち出して、クリーナーを狂ったようにかけて、歯ブラシで洗浄。
まあまあきれいになった。
元通りに組み上げて、グリスを塗る。
6 ようやくメインイベントの「モーターカップリング」の取り付け
手でウォームギアを回して、ホイルとの当たりを調整してから組み上げる。
なんら調整ネジがなく、押しつけて取り付けねじを締めるだけだが、
こんなので大丈夫か?
まあフリーストップでクラッチが滑り、ギアが痛むことはない構造なので、
追尾テストしてから再調整しよう。
最後にモーターの出力軸とカップリングをつないで出来上がり。
あとは、満月の夜にでも現場でいろいろ調整だ。工具を持っていかないと。
モータの伝達ギアがこんなことになっているのなら、赤緯の方も分解・洗浄が
必須だ。せっかくなのでウォーム部分もグリス交換までやろう。
本日はここまで。