今年はお盆に夏休みがまとめてとれたので、3晩連続で観測所に通いました。
一晩目は、まずQUATTRO 150Pの35mmフルサイズの試写をしました。
と言っても、別の機材のセッティングをしながら片手間に撮っただけです。
結論から言うと、最周辺の収差とカメラマウントが原因と思われるケラレを目立たなくするため、長辺の左右100PX程度をカットすると大体使えそうだと思いました。
もちろん、完ぺきではありません、私のレベルでの話です。
一応仕上げたのが下の画像です。
<データ>
2023.8.13 1時54分~
SONYα7S天体改造(LPR-Nフィルター)
Exposure=30S×60枚(30分)
Darkあり
QUATTRO 150P 直焦(レデューサー F3.45)
EQ6赤道儀+PHD2
6㎝ガイド鏡( fl:240mm)
共同観測所
<メモ>
・画像処理はいい加減です。試写なので、適当にやりました。
・筒先に絞りを入れたので、明るい星に出ていた嫌なスパイク(ハロ?)はほぼ消えました。
・518mmという焦点距離はなじみがないので、すごく広く感じます。
・今回は有名天体で試写したので、明るいFのメリットはわかりませんでした。
・これから秋冬の淡いHα天体で試してみます。
肝心の四隅の星像は以下のとおりで、やはり35mm最周辺は収差ありありです。
それとマウントのケラレと思われる減光が四隅に出ています。
それぞれ400×300ピクセルです。(1枚画像のレベル調整のみです)
右側より左側が星像が悪いような気がしますが、接眼筒か何かが傾いているのか、光軸修正がまだ完璧でないのか、でしょう。
が、ここまで拡大して見ることは私はないので、一応合格です。
対象にもよりますが、少しトリミングしてもよさそうです。
とりあえずQUATTRO 150Pの調整は終了ということにして、次回からちゃんと撮影してみたいと思っています。
それにしても、3晩連続出動は本当に久しぶりだったので、本当に疲れました。