新年1回目の撮影結果です。
月が大きく、明け方2時間しか暗夜になりませんでしたが、月のあるうちは二重星を観望して、明け方2カット撮りました。
惑星状星雲としては大きいのですが、それでも小さいので、レデューサーなしの15.5cm屈折直焦で撮りました。
テストで画像処理しようと適当にいじっていたら、もうやり直す気がなくなりましたので、テスト版をアップします。
「ふくろう星雲」で思い出しましたが、以前は撮影中にフクロウの鳴く声が頻繁に聞こえてきていましたが、最近は聞かない気がします。
共同観測所の北西側にある山の南側がすべて伐採されて、はげ山になっているんですが、この辺りに住んでいたのでしょうか。
最近はシカが観測所のすぐ近くまで来ますが、これも伐採の影響があるのでしょうか。
もともとはこんな感じです。
<データ>
2023.01.03 03時36分~
ZWO ASI294MC Pro(HEUIB-Ⅱフィルター)
Gain=390
Exposure=4分×15枚(60分)
Temperature=-10.0度
ダークあり
15.5cmF7屈折 直焦(フラットナーF7)
NJP赤道儀(EZEUS2)
6㎝ガイド鏡(レデューサー fl:240mm)
牧園共同観測所(霧島市)
<メモ>
・調子に乗って暗部を持ち上げていたら、星雲内の星がかすかになってしまいました。もっと丁寧に処理すべきですね。
・HEUIB-Ⅱフィルターを初めて使いましたが、赤を強調してもカラーバランスがとりやすい気がしました。
・今回はF7で撮りましたが、やはりF5.2の方が写る気がします。焦点距離との兼ね合いを考えると、大口径の明るいNT反射が欲しくなります。
・風もなくガイドも順調でした。こうなると眼視の方がよっぽど忙しいです。
・しかし、最近また眼視をしたくなってきています。周期的にそういう気になります。次回の暗夜は春の銀河を30cmSCTで眺めるかなあ。