11月、12月、週末にあまりに晴れないので、仕事が一段落した後、うまく休めたので平日に撮影に出かけました。
長時間露出を狙って南中前からテレスコープイーストでオーバーハングさせて(いわゆるイナバウワー状態で)撮影開始しましたが、これがまずかったようです。
どうも主鏡が動いたようで、ガイドグラフは完璧なのに星像が微妙に歪みはじめ、そのうち明らかに流れるようになり、南中が過ぎて望遠鏡がいつもの姿勢になるまで続きました。これで1時間以上の撮影を無駄にしました。
主鏡セルの側面からプラネジで押さえる改造をしてもいいのですが、締め具合が微妙なんですよね。当分はオーバーハングさせないように運用しようと思います。
肝心の撮影結果ですが、L-Ultimateフィルターを使ったので、今までとはずいぶんイメージの違う「かに星雲」になってしまいました。まあ、それを狙ったのですが。
<データ>
2023.12.12 23時55分~
ZWO ASI294MC Pro(L-Ultimateフィルター)
Gain=380
Exposure=4分×39枚(156分)
Temperature=-10.0度
QUATTRO 300P 直焦(レデューサー F3.44)
NJP赤道儀(EZEUS2)
6㎝ガイド鏡(レデューサー fl:240mm)
牧園共同観測所(霧島市)
<メモ>
・もっと大きく写したいですね。焦点距離を延ばすか、センサーを小さくするかです。(今回は少しトリミングしました。)
・いろいろいじり過ぎて画像処理をやり過ぎました。家族からは血管の写真かと思ったとの感想が。
・ガイド面では、オフアキシスガイダーも検討課題ですが、接眼部に荷重がかかり過ぎな気がするし、フィルターによってはガイド星が見つからないかもと言う気もします。
・予想通りニュートン反射は手がかかります。しばらくは危ういですが今のまま運用してみます。