鹿児島の星空3

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NGC1360(ろ座)

あけましておめでとうございます。

 

晦日と元旦の夜が晴れた。2晩連続の出撃だ。

晦日は仲間と一緒だったので、AZ-GTi+C5での観望と撮影を並行してやった。

なので、なんとなくお楽しみモードだったが、元旦の夜は一人で真剣に撮影した。

久しぶりの大漁で画像処理が大変だが、その1枚目がNGC1360だ。

炉座の惑星状星雲。

f:id:losz2019:20200103214951j:plain

NGC1360

<データ>
2020.1.1 21時14分~
ZWO ASI294MC Pro(NB1filter)
Gain=390
Exposure=240秒×15枚
Temperature=-10度
ダークあり
15.5CmF7屈折 直焦(レデューサーF5.2)
NJP赤道儀

6㎝ガイド鏡(レデューサー fl:240mm)
霧島市


<メモ>
・まだ月明かりのある中、そこそこ低空(赤緯-25度)なのにフィルターの効果だろうか影響なし。

・色はもう少し青緑(アクセサリーのティファニーの箱の色)のはずだが、この画像では青みは感じない。フィルターのせいか。

・視直径390秒なので、結構大きい惑星状星雲だ。別名、PK220-53.1

・ハロが出ている星があるが、フィルターのせいかな。

・しかし、これだけ写ると面白い。しばらくは惑星状星雲を撮るかな。リストアップしないと。

 

<雑記>

・それにしても寒かった。元旦の朝はマイナス6.8度、2日の朝はマイナス4.3度で、鹿児島としては凍死レベルだ。これまで最低はマイナス6度(12月のふたご座流星群観測時の雪の積もる中)だったので、星見の最低気温更新だ。

・元旦の朝はパソコンが凍死した。2日の朝は電気あんかで温めて衣装ケースに入れたので大丈夫だった。パソコンって寒さにも弱いんですね。初めて経験しました。

・人間も、20時頃から準備、撮影開始して明け方3時頃に体力切れだ。以前なら朝6時まで大丈夫だったのだが、年齢を認めざるを得ない。

・撮影の合間に肉眼+双眼鏡でも星空を堪能した。秋の天の川、冬の天の川が両方とも地平線まで見えて、朝は東天に黄道光。そして、久しぶりに、ほ座、ケンタウルス座、おおかみ座の星々がたどれて、明け方は南十字座ガンマ星まで確認できた。最高の年末年始の星見でした。