あけましておめでとうございます。
年末年始はニュートン反射の改造に専念するつもりだったんだけど、
帰省してくる家族や兄弟の送り迎えなどなどで忙しい。
送り迎えや買い物の合間に作業する感じだ。
その上、こんな時に限って3日連続の快晴。
もう我慢できなくなって大晦日に星見に出かけた。
大晦日に行くのは10年ぶりくらいか。
無計画に300mmだけ持って出かけたので、
すっかり春の星座となる明け方は撮るものがなくなった。
もうカラス座の南中も近い。ということは、南十字だ!
そろそろと思って撮り始めて2枚目で山の端から姿を現した。久しぶり。
肉眼では時々ちらちら見える。もやがあるようだ。
双眼鏡ではずっと見えている。
上の写真はちょうど南中の時刻だ。
中央の明るい星がγCru(南十字座ガンマ星)、
赤緯は-57度7分(2000)か、さすがに低いなあ。
γ星は二重星らしく、伴星が写っている。
手持ちのリストで調べると、伴星は6.5Mag。
離角が127秒、PA26度、もはや二重星と言えないくらい離れているが、
ちゃんとリストには載っている。
念のため星図と照合した。
撮った写真の四角くらいの範囲(下)の星図だ。間違いなさそうだ。
数字は等級。ガンマは星はもうちょっとで1等星なんだ。
ちなみに、バックの山は高隈山系だ。
一番左の高い山が大箆柄岳(おおのがらだけ)かな。1236mなので意外と邪魔だ。
(おまけ)
・γ星が南中するまでの空き時間に何か出てないかなあとネットで見つけた
ネオワイズ彗星(C/2016 U1)
・アバウトな星図から検討をつけて適当に撮ったらおなじみの緑の物体が。
・薄明の中を強引に撮った。30秒ごとにどんどん空が明るくなっていく。
初日の出の朝日を浴びながら帰途に就いた。
今年は正月から縁起がいい。